クールな年下男子と、甘い恋を。

 私はすぐに漣里くんにラインし、昼休憩中に会いたい旨を伝えた。
 学校では他人を装うと言っていた漣里くんも、人気のない場所なら会っても良いと答えてくれたから、後は昼休憩を待つだけだ。
 私としては、みーこが暴言を吐いたのは先にそうと教えなかった私のせいでもあるし、漣里くんにちゃんと謝ってくれたらそれで良いと思ってた。

 でも、みーこは彼女である私にも罪悪感を抱いていたらしい。
 さっき考え込んでいたのも、もしかして私のことだったのかな。
 どうやって謝ればいいのかって、ずっと考えてくれてたのかな?

「貸しはなし……ってことでもいいかな?」
 親の機嫌を窺う子供のように、恐る恐るといった感じで私を見るみーこに、
「それは無理。」
 私はにっこり笑顔で爽やかに否定。

「ええっ!? いまの流れとシチュなら『仕方ないなぁ』って答えるとこでしょ!? フラグばっきばきに折ったわねあんた!?」
 みーこはたちまち、普段通りの彼女に戻ってまくしたてた。
 そうそう、みーこはそうじゃないと私の調子も狂っちゃう。

「いやいや、だって、それとこれとは話が全くの別だもの。」
 きっぱり言って、にこやかに手を振る。
 漣里くんへの暴言を許すことと、彼女が実行委員を引き受けるかどうかは同列扱いして良い話じゃない。
 そもそも次元が違うよね?