24時の秘めごと。

 

 暗い寝室に入り、明かりをつけないまま彼のベッドに潜り込む。

 神谷先輩の香りに包まれ、大きな手の感触を思い出しながら、ぎゅっと目をつぶった。


 きっと、今夜は眠れない。
 柔らかなベッドがゆっくりと形を失い溶けていく。
 甘く深い沼に落ちて行くような罪悪感に襲われ、胸が苦しくなった。

 あぁ、どうしようもないくらい、神谷先輩が好きだ。
 そう思いながら、涙をこらえる。


 その場限りの浮気を繰り返す大輝と、恋人がいながら神谷先輩を思い続けてきた私。
 罪深いのは、どちらですか。


24時の秘めごと。END