毒姫の汚名を晴らした茶妃は、龍帝に溺愛されて後宮を変える

どんな嵐も、乗り越えられる。
鈴音はそう信じていた。
皇帝も、同じだった。
嵐は夜まで続いた。
でも夜明けには、必ず晴れる。
そう信じて、二人は寄り添い続けた。
窓の外では、稲妻が空を照らしていた。
一瞬だけ、茶園を明るく照らす。
そしてまた、闇に戻る。
光と闇の繰り返し。
でも必ず、朝は来る。
光が勝つ。
鈴音は目を閉じた。
皇帝の温もりを感じながら。
心の中で誓った。
この人を守る。
この愛を守る。
どんな嵐が来ても。
必ず。