毒姫の汚名を晴らした茶妃は、龍帝に溺愛されて後宮を変える

「すぐに完成させます。約束します」
二人は抱き合った。
月が、二人を照らしている。
銀龍茶も、月光を浴びて輝いている。
まるで祝福しているかのように。
「一緒に未来を」
皇帝が囁いた。
「一緒に、新しい世界を作ろう」
鈴音は頷いた。
「はい」
二人の影が、月光に映る。
寄り添う影。
重なる影。
風が吹いた。
銀龍茶の葉が揺れる。
優しい音を立てる。
まるで歌っているように。
希望の歌を。
未来の歌を。
鈴音は目を閉じた。
皇帝の温もりを感じながら。
心の中で誓った。
必ず、龍鎮の茶を完成させる。
皇帝を自由にする。
そして、一緒に未来を生きる。
どんな困難があっても。
どんな試練が待っていても。
必ず、乗り越える。
愛する人のために。
大切な仲間たちのために。
そして、自分自身のために。
月が、さらに明るく輝いた。
二人を祝福するように。
銀龍茶を照らすように。
希望の光が、茶園を満たしていた。
夜は更けていった。
でも二人は、しばらく抱き合ったまま立っていた。
この瞬間を、永遠にしたいと願いながら。
やがて皇帝が言った。
「戻ろう」
鈴音は頷いた。
「はい」