毒姫の汚名を晴らした茶妃は、龍帝に溺愛されて後宮を変える

「支え合って」
紫苑が微笑んだ。
「助け合って」
蓮華が頷いた。
「笑い合って」
菊花が力強く言った。
「生きていく」
静華が締めくくった。
「それが、私たちの絆」
鈴音は妃たちを見渡した。
みんな、笑顔だった。
本当の笑顔。
心からの笑顔。
「ありがとう」
鈴音は涙を流しながら言った。
「みんな、本当にありがとう」
皇帝も妃たちに頭を下げた。
「朕の妃たちよ、ありがとう」
その言葉に、妃たちは驚いた。
皇帝が頭を下げるなんて。
でもすぐに、微笑んだ。
「陛下こそ、ありがとうございます」
梅香が言った。
「鈴音を愛してくださって」
妃たちは散っていった。
二人きりの時間を作るために。
でも去り際、みんな振り返った。
「頑張ってね」
「応援してるわ」
「幸せになって」
温かい言葉を残して。
再び、鈴音と皇帝だけになった。
二人は銀龍茶の前に立った。
手を繋ぐ。
「龍鎮の茶、必ず完成させます」
鈴音は銀龍茶を見つめた。
「この茶が育ったら、すぐに」
皇帝は頷いた。
「待っている」
鈴音を抱き寄せる。
「どれだけ時間がかかっても、待つ」
鈴音は皇帝の胸に顔を埋めた。