王子は姫を愛して止まない

けれど、私の誕生日に仕事が入ったり入れられれば仕事に行くし、私が渡したものは大体包装紙にくるまれたまま置かれている。

最近は会うこともずいぶん減って、顔がだんだんと思い出せない。

両親はお金に困っていないと思う。

買うものはどれも高いものばかりだし、必要の無さそうなものも買っては放置されている。

それでも働くのだから仕事が好きなんだと思う。

私は散らかったリビングを横目に、階段を上って自分の部屋に入った。

幼い頃は辛いと感じたし、寂しかったけれど、正直これは慣れだった。

耐えているうちにどの感情も風化する。