王子は姫を愛して止まない



それから駅周辺を歩き回ってみたり、カフェに入ってお茶をしたり楽しい時間が過ぎた。

その一つ一つに滝谷くんの優しさや愛情が感じられて恥ずかしかったけどすごく嬉しくて幸せだった。



帰る時間になって、電車に乗ると仕事帰りの社会人たちの並みが出来ていて結構混んでいた。

ドア側に立っていると、滝谷くんが私の顔の横に両手をついた。

すると空間が出来て、少しだけ立ちやすくなった。

けれど、滝谷くんがぎゅうぎゅうにされてしんどいのではないだろうか。

「滝谷くん、ありがとう。でも大丈夫だよ。それじゃ滝谷くんもしんどいだろうし」