王子は姫を愛して止まない

っ…考えてくれたんだ私のために。
胸がきゅっと締め付けられる。

確かに女子高生ならコスメ?とかが売っている場所に行きたがるのかもしれないけれど、私はあまりそういうのに興味はなく、こういったものの方が楽しいと思える。

素直に嬉しいと感じた。
自分のために悩んでくれる人がいるなんて、今まで考えたこともなかった。

ただ嬉しかった。

私は心のそこからの笑みをうかべた。

「ありがとう!」

滝谷くんは驚いたように目を見開いたけれど、満足げに微笑んだ。

「どういたしまして」