王子は姫を愛して止まない

「…っえ…」

それって、分かってて歩いてくれてたってこと…?

「当たり前でしょ?俺が守りたいんだから」

「あれ、私声に出てた?」

「ふふっ顔に出てた」

っ…顔に出ない特訓しよう…。
日頃はそんなに出ないはずなんだけれど…。

私は少しずつ速くなる鼓動に知らない振りをして、歩みを進めた。



滝谷くんと入ったお店は落ち着いた雰囲気の雑貨屋さん。
可愛らしいものも置いてあって、つい目を奪われてしまう。