王子は姫を愛して止まない

綺麗に整った顔が分かりやすく見えた。

綺麗な黄金色の髪に小さな顔がよく映える。
青みがかった紺色の瞳は美しく揺らめいた。
陶器のような肌に薄い唇から発せられる声は耳障りの良い声で、どこかのおとぎ話から出てきたかのような容姿である。

「それで、どうかな?俺もうっとうしいとは思ってたし、君は席が広がるし、これから女子から何かあっても、俺が守るよ」

「っ…」

ま、守るって…。
あまり男性への免疫がない自分としては守られるよりも守る側でこんなことを言われたことがない。

けれど、ここで動揺を露にしたくない。

私は頭の整理がついて、顎にてを添えた。