王子は姫を愛して止まない

「おはよう、姫乃。姫乃を駅まで一人で歩かせるとか、心配すぎて俺が無理だから迎えに来た」

「あ、ありがとう。けど、どうやってここだって…」

そう聞くと、少し慌てた様子で滝谷くんが説明してくれた。

「あっ、やっこれは、俺前から知ってたって言うか…」

知ってた?
心当たりがない。

「あっ、誤解しないでね?好きだけど後つけるとか、変なことなにもしてないから。…ちゃんと了承は得てるし…」

最後の方が聞こえなかったけれど、私はあまり気にしなかった。