王子は姫を愛して止まない

電話の奥で息を飲むような声が聞こえる。

すぐに少しだけ機嫌の良さそうな声が帰ってきた。

『うん。ありがとう。俺も頑張る』

私たちは2人してふふっと笑いあった。

初めてこの時間が愛おしいと感じて、そんなわけないと私は目蓋を閉じた。