王子は姫を愛して止まない

私が返答に渋っていると思ったのか、また何かを伝えようとしてくる。

『あのさ』

「?」

滝谷くんにしては慎重な入りに頭にはてなマークが浮かぶ。

『俺、本気だから。ちゃんと俺をしってもらってから考えてほしい』

…そう、だよね…まだ私滝谷くんのこと全然知らないよね。

なのに真剣に伝えてくれてる人を切るなんて、誠実じゃない。

私はコクりと頷いた。

「うん。分かった。じゃあ明日一緒に出掛けよう。滝谷くんのこと知れるように、私のことも知ってもらえるように頑張るから」