王子は姫を愛して止まない

俺は鞄を持って椅子から腰を上げた。

「姫乃、一緒に帰ろう?そのために俺は帰ってなかったんだよ」

姫乃は俺が突然呼び捨てにしたからか、誘われたからか顔を真っ赤にして目を見開いた。

そういえば、姫乃に告白したのは得策だったらしい。
お陰でずいぶん意識してくれるようになった。

まあ姫乃からしたら、告白してきたやつの誘いにのれるわけ…

「わかっ…た…」

…え?

今、分かったって…。