王子は姫を愛して止まない

俺が姫乃と出会ったのは4年前中1の冬。
一生忘れない。
彼女は覚えていないかもしれないけれど。


放課後夕暮れの差し込む教室で俺と姫乃は立ち尽くしていた。

彼女の顔に唖然とした顔があって、謎が色々出来たのだと思う。
多分兄さんについてかな?

彼女からしたら穂山センパイとなる。

他の男の名前なんて覚えなくて良いけど…。

「姫乃さん大丈夫?友達ちゃんの声聞けてよかったね?」

俺がにっこり笑ってそう聞くと、ばっと俯いていた顔を上げた。

大きな目がまた大きく見開かれて、びっくりした顔に笑みがこぼれた。