王子は姫を愛して止まない

「姫乃のために出来ないことなんてないよ」

しみじみそう言うと、兄さんが鼻で笑ったのが聞こえる。

『ならその重い愛だって受け止めきれないかもだろ。別れたいって言われても実行できんのか?』



「ハハッ出来ない」

俺はプツリと通話を切った。