王子は姫を愛して止まない

「ふざけんな!ふざけんなよ!」

俺の奮闘も虚しく、母さんに連れていかれた。
俺はそれ以来両親の存在が苦痛でたまらなかった。

反発心で髪を染めて金髪にした。

絶対彼女の元に戻ると誓って容姿を磨いた。

俺は母さんを置いて一人暮らしをしてやると、そう思っていた。

けれどあの二人はっ…。

「寛風、実風。やっぱり父さんたち再婚することにした」

「…は?」

俺の反応とは対照的に兄さんは嬉しそうだった。
まぁ兄さんの反応は予想できるけど、2度目の離婚に2度目の再婚。