王子は姫を愛して止まない

私は状況が飲み込めないまま、ふらふらとおぼつかない足取りで教室に戻った。

お昼時間は残り数分なので、卵焼きだけ食べることにして、一息ついた。

回りからの視線は痛いけれど、今頭のなかには他のことでいっぱいで気にならなかった。

空き教室での事を思い出して顔が勝手にポッと赤くなる。

私…告白されたってことだよね…?

人生初の告白に動揺が隠せない。
したこともなければされたこともない。
こ、こういう時どうすれば…そうだ恋愛経験豊富な雛ちゃんにっ…。

ちょうど今帰ってきた雛ちゃんに話しかけようと思ったけれど、タイミング悪く5限目のチャイムが鳴り、帰りに伝えようと、諦めた。