王子は姫を愛して止まない

なんだか変なやつに出会ってしまった。

何度返そうとしても受け取ってもらえないのでしぶしぶ飲んだ。
相変わらず美味しい。

彼女は突然話しかけてくる。

「私、本当はすごく寂しがり屋なんですよ」

「は?」

「でも、私の回りの人にはとても言いにくくて…そんなタイプには見えないでしょ?」

そう聞かれて俺は即答した。

「誰だってそうじゃないの?別に君だからって寂しがりじゃないなんて思わないけど」

「…そう…ですか…ふふっ」

何故だかその笑顔が鮮明に脳裏に焼き付く。
彼女は不思議な子だった。