王子は姫を愛して止まない

「それに、あの子全然あなたに相応しくないじゃない。目が腫れてて隈があって、顔色の悪い…少し気色が悪かったわよ?」

「っ…!!」

姫乃は、それだけ衰弱している…今、この瞬間にも…。

俺は机を強く叩いて立ち上がった。

「黙れ」

「ヒッ」

この女から姫乃のことなんて語られたくない。気色が悪いのはおまえの方だ。

「今後一切俺に近付くな。俺の彼女の前にも現れるな。分かったらもう関わってくるな」

怯えきった様子の早乙女グループの娘を置いて俺は急いでカフェを出ると姫乃の家まで走った。