王子は姫を愛して止まない

…は?

この女…姫乃を知っているのか…?

「どういうことですか?僕の彼女を調べたんですか?」

俺の様子が一変したからか早乙女さんは「ヒッ」と肩を震わせた。

「ええ、あったわよ。けど、すみませんしか言えないような子だったわ」

「は?」

姫乃はこの女の接触していたのか?

いつの間に、俺の知らないところで?

しかも、こんなやつに謝罪するほど気が滅入った時に…?

姫乃は芯がある。間違っていると判断した相手に弱いところなんて見せない。けれど、謝るなんて、姫乃はどれだけ苦しんでいるんだろう?