王子は姫を愛して止まない

その音が鳴り止むと、私はスマホを手に取った。

冬休みに入ってからずっと連絡が来ていた。

私はそれをタップして開く。

そこには焦った様子の実風くんの言葉が連なっていた。

《姫乃傷付けてごめん》
《話したい。ちゃんと話そう?》
《本当にごめん》
《姫乃お願い返事ちょうだい》

一つの言葉に歯を食い縛った。

…《ちゃんと話そう?》…

話すだなんて…向き合うのは、もう怖いよ…。

実風くんが私と話そうとしてる理由は、なにを言おうとしてるのか…分かってるつもりだよ…。