王子は姫を愛して止まない

タタタと急いで階段をかけ下りて扉を開けた先には…綺麗な黒のロングヘアーの女性が立っていた。

「っ…ぁ…」

こ、この人って実風くんといた…。

早乙女さんはその綺麗な顔でキッと私を睨み付けると言い放った。

「あなたが雪下姫乃さんね?」

「っ…えっと…はい…」

なんで名前知ってるんだろう?
そんなの一人しか居ないけれど…。

早乙女さんは肩にかかった髪の毛を振り払うと口を開いた。

「私、早乙女と言うものだけど。単刀直入に言わせてもらうわ。実風くんを解放してちょうだい」