王子は姫を愛して止まない

「そういうところも可愛い」

「へ…?」

か、わいい?
全く言われ慣れない言葉に顔がりんごのように真っ赤になってしまう。
対して彼は余裕そうだ。

「な…なんでそんな…平然と…」

彼はいつの間にかさっきのように目が真っ黒に染まっていた。
そこにある笑顔はとても綺麗でどこか狂喜的で…。

「だって、俺今、姫乃さんの彼氏だから」

その言葉に私はハッとした。

この付き合う契約をした時に私は彼と約束してしまっている。