王子は姫を愛して止まない

実風くんは怪訝そうな顔をみせる。

「姫乃、どういうことか分かってる?」 

「分かってるって何を?」

さっきから実風くんの言っている話が見えてこない。

何にたいして、実風くんが怒っているのかも。

実風くんは大きくはぁとため息をついた。

その反応にビクッと肩が震える。
実風くん、本当にどうしたんだろう…。

「そう…姫乃には分かんないよね」

「え…?」

「行きたいなら行ってきて良いよ」