王子は姫を愛して止まない

「な、何を」

「雪下姫乃さん」

「どういう…い、意味で…?」

あ、頭が追い付かない…えっと…私は今何を言われて…。

どういう意味かは分からないけれど、好きという言葉に反応してしまう。
顔が熱くて仕方がない。

私の質問に彼はまっすぐに私を見つめて言った。

「俺、姫乃さんに恋してる」

っ…!
名前呼びもサラッとされた気がする。
迷いのない強い言葉が胸の奥に届いてきて、鼓動がうるさい。

「ち、ちょっと…えっと、えっとっ…!?」

混乱している私を見て彼はクスッと小さく笑った。