王子は姫を愛して止まない

翌週の月曜日は学校について、実風くんはまだ来ていなかった。

一度眠って、言い聞かせていたお陰か少しだけ自信がついた。

きっと違う大丈夫だって。

渡り廊下で朝の空気を肺いっぱいに吸い込んで心を落ち着かせる。

今日は実風くんが登校してくれることを祈って、教室に戻ろうと足を向けると…ーえ…?

そこには昨日の美人な女性と実風くんが校門で立っていた。

実風くんの表情は背を向けられていて分からないけれど、女性はずいぶん親しげに笑いかけている。

「っ…ぁ」