「俺に集中して。こんなに可愛く誘ってきて、全部姫乃のせい。全部食べちゃうよ?」 そう言うと姫乃は赤くなった顔をバッと隠して首を振った。姫乃の耳元に唇を近付ける。 「なぁに?ちゃんと言わないと狼さんに食べられちゃうよ?」 「っ…だめ…」 「何が?」 言わせようとする俺はきっと意地悪なのだろう。さっき姫乃が言ってくれていたような優しい俺じゃないんだろう。 けれど、姫乃に触れたくて苦しいんだ。姫乃が足りない。もっと欲しい。…全部欲しい。 「っも…これ以上はだめッ…」