王子は姫を愛して止まない

「…え?」

どうして…?

私がポカンとした顔をしていると、滝谷くんの顔が近付いてきて、耳元でささやくように喋られる。

「俺たち付き合ってるんだよ?」

「っ…!」

耳からぶわっと顔が熱くなる。

一瞬ドキッとしてしまった自分が嫌だ。
これは反論しないとマズい。

離れた彼に文句を口にする。

「ここ教室なんですけど…そういうことしないでくださいっ」

「…そうだね…そんな顔他のやつらに見せたくないし…」