王子は姫を愛して止まない

とりあえず驚きを隠せないまま自分の席に行くと、隣の席で滝谷くんは机に突っ伏して眠っている。

回りの女子生徒もどこかバツの悪い顔をしていて何があったのか察しが着かない。

私はありがたく自分の席に座ると、隣の席の滝谷くんに目を向けた。

そして少し肩を震わせた。
いつの間にか目が覚めていたようで、うっすらと開かれた瞳でこちらを見つめていたから。

その目がずいぶん色っぽく、そしてどこか狂喜を感じて私はパッと目をそらした。

な、なんだろう?変なの。



3限目の授業が始まるチャイムが鳴り、私たちのお腹は少しずつ空間をつくっていた。