王子は姫を愛して止まない

…そりゃ進行方向なのだから見ることもあるのでは?

私がポカンとした顔で見ているからか雛ちゃんは言葉を続けた。

「本当だって!あの女子の人混みの中からこっち見てたの!あの目で!」

「あの目でって、どんな目?きらきらーくりくりーみたいな?」

私が棒読みでそう言うと雛ちゃんが声を荒げた。

「違う!全然違うよ!もっとこう…!きっ…」

「き…?」

やっぱりきらき…

「きもち悪いんだよ!」