王子は姫を愛して止まない

『それじゃ、午後五時に来てね』

「分かりました」

相手から一方的にプツリと電話を切られる。

俺はスマホをまた机に置いて、はあとため息をついた。

明日…か…姫乃とちゃんと話せると良いけれど…。

この前のデートの写真を見返す。

ピンクブラウンの髪に包まれた小さな顔は可愛らしく可憐に笑顔の花を咲かせている。

どうしてと愛おしさが溢れてやまない。
いつになったら、本当に俺の物になってくれるんだろうか…。