王子は姫を愛して止まない

滝谷くんの伝えてくれた気持ちは嘘じゃないと思う。本当に誠実にくれた言葉だと思う。

けど…今も思っているかは分からない。

私が一方的に抱いているだけかもしれない。

「実風くん…好きです…」

誰も居ない空間に心ばかりの夕日が差し込む。

私の涙も嗚咽も、静寂に淡々と溶けてゆく。