王子は姫を愛して止まない

けれど、私には応援できなかった。

だって、その後聞こえた声が大好きな人の声だったから。

「ありがとう」

…滝谷くん…?

「でも…「あの!明日!明日返事ください!」

女の子の必死そうな声が聞こえる。

こんな盗み聞きみたいなの良くない…。
分かっているのに、足が動かない。

「明日まで、私のこと考えてほしいです」


それ以上聞きたくなくて、私は早足でその場を去った。
この後滝谷くんにあって、どんな顔をすれば良いんだろう?