夜に飛ぶ蝶



母はシングルマザーだった。


父とは死別した。


残された家族はわたしと母のみ。


再婚を何度か申し出たけれど、


母は興味がなさそうだった。


私がいればいい、他の男の人のDNAから産まれた子供なんか要らない、執念があった。


「学校ー、楽しんでいくのよー?」


「うん!みっちゃんとゆうちゃんが居るし楽しいから学校行けてるよ!」



みっちゃんは習い事は習字。ゆうちゃんは絵画教室が習い事だった。互い習い事ある者同士仲良くなったのだ。


当時小学二年生。習い事も順調に進んでいった中頃だった。話ははずんだ。みっちゃんは得意の習字を活かして
食べ物屋のメニューなんかを書いてみせてた。


ぽい!ぽいぽい!と言いながら、値段書いてる数字とかも寄せてきて上手い羨ましいと思った。


絵画教室に通ってるゆうちゃんは題名が秋で、蜻蛉が飛んでる絵をみせてくれた。モネ並みに上手かった。


わたしは得意のヴァイオリン演奏で二人を魅了した。
特にG線上のアリアなんかは二人聞いてて眠そうになってた。子守唄に近く、