夜に飛ぶ蝶


「盗んだものは、ーー」


90度曲がり、机の上に手のひらで指示する。


「これで間違いないですね、坂井香子さん」


なんと盗んだものはコンドー⚪︎だった。


「仕方なかったの!


私は悪くない!


あいつが指示して…」



「あいつとは


誰ですか?年齢、名前は分かりますか」


「んなん、はったりだろうが〜!」



「黙っていてください」



頭を振る女子高生。



はぁ〜と溜息を漏らす店長。



彼女の震える手を握る。


「加藤…浩之」