優等星

私と美晴やほとんどの子達は同じ中学校に進学した。私たちは早速中学校に入ってから最初の嬉しい悩みに直面している。
「部活どれ入ろうかなぁ~!!」
「ねーっ」
新入生は部活勧誘のポスターやチラシに釘付けだ。
「あかねちゃんどれ入る?」
「うーんどうしよ…」
私は美晴と一緒に廊下に並ぶポスターとにらめっこ。お菓子作りができる家庭科部か。ピアノの経験が活かせる吹奏楽部か。よく校庭でみんなと遊んだバスケか、バドミントンか。バレーに挑戦してみるのもいいかな…。わくわくが止まらない私に、美晴もにっこにこだ。
「あかねちゃんはどの部でも活躍できそうだねぇ!飲み込み早いし、丁寧だし」
「そうかな。」
じゃあお菓子作りで家庭科部のエースにでもなるか、というと美晴に笑われた。
「でもほんとにいいかもね。家庭科部。」
「お菓子作れるし?」
「手芸もするって。美晴得意だったよね?」
「うん、レジンとかも楽しそうだね。」
いいかも。すっかりその気になって、横の美晴をちらり。美晴もその気の顔だ。
私たちは目配せをして、決まりだね、と笑った。