ここも建築家にとってはたまらない場所だが、真琴もうっとりと感嘆のため息をこぼしていて、楽しんでくれているようでほっとした。
そこから少し歩いたところに、また別の教会がある。こちらは森の中に静かに佇む、木で造られたオーソドックスなものだ。
三角の屋根が可愛らしいそこに伸びる、木々に囲まれた道をゆっくり歩きながら、真琴が言う。
「さっきの教会はカッコいい感じだったけど、こっちはおとぎ話に出てきそうで素敵だね。木に吊るされたランプも可愛い」
「夜は一面にキャンドルが並んですごく綺麗だよ。今はその時期じゃないから残念だが」
「へえ~見てみたい」
目を輝かせる彼女に微笑みかけ、「また来よう」と小さな約束をする。それだけで幸せな気分だ。
土日は結婚式を行っていて教会内に入れない時も多いらしいが、今日は開放されている。三角の窓から夕日が当たる緑が見え、木の香りを感じるそこに入ると、真琴は視線を宙にさまよわせて言う。
「ここでたくさんのカップルが愛を誓ってきたんだよね。そのうち別れたのは何組くらいなんだろ……」
「厳かなこの場所で言うことか」
そこから少し歩いたところに、また別の教会がある。こちらは森の中に静かに佇む、木で造られたオーソドックスなものだ。
三角の屋根が可愛らしいそこに伸びる、木々に囲まれた道をゆっくり歩きながら、真琴が言う。
「さっきの教会はカッコいい感じだったけど、こっちはおとぎ話に出てきそうで素敵だね。木に吊るされたランプも可愛い」
「夜は一面にキャンドルが並んですごく綺麗だよ。今はその時期じゃないから残念だが」
「へえ~見てみたい」
目を輝かせる彼女に微笑みかけ、「また来よう」と小さな約束をする。それだけで幸せな気分だ。
土日は結婚式を行っていて教会内に入れない時も多いらしいが、今日は開放されている。三角の窓から夕日が当たる緑が見え、木の香りを感じるそこに入ると、真琴は視線を宙にさまよわせて言う。
「ここでたくさんのカップルが愛を誓ってきたんだよね。そのうち別れたのは何組くらいなんだろ……」
「厳かなこの場所で言うことか」



