信じるというのは一種の賭けのようなものかもしれない。裏切られないという保証はないのだから。
それでも、信じなければなにも始まらないし、大切なものは手に入れられない。俺がそう思えるようになったのも、真琴に会えたからだ。
藍奈は、潤みだした瞳で俺を見つめて問いかける。
「信じて、もし愛してもらえなくなったら?」
「その時は俺を恨めばいい」
婚約者についてなにも知らないくせにけしかけているからな。ダメだった場合、恨まれても仕方ない。でも、藍奈にとって大事なのは自分への愛を信じることだと思うから、それでいいんだ。
コーヒーに口をつけてあっけらかんと言う俺に、藍奈は涙目のままふふっと綺麗に笑い、「……ありがとう」と言った。
話を終えて店を出た俺たちは、その場で別れて別々に歩き始めた。藍奈の表情が憑き物が取れたように明るくなっていたので、うまくいってくれることを願う。
改札のほうへ向かおうとすると、すぐ近くのデジタルサイネージのそばにひとりの女性が立っている。人混みの中でも見つけられるのは、彼女だけが輝いて見えるからだろうか。
それでも、信じなければなにも始まらないし、大切なものは手に入れられない。俺がそう思えるようになったのも、真琴に会えたからだ。
藍奈は、潤みだした瞳で俺を見つめて問いかける。
「信じて、もし愛してもらえなくなったら?」
「その時は俺を恨めばいい」
婚約者についてなにも知らないくせにけしかけているからな。ダメだった場合、恨まれても仕方ない。でも、藍奈にとって大事なのは自分への愛を信じることだと思うから、それでいいんだ。
コーヒーに口をつけてあっけらかんと言う俺に、藍奈は涙目のままふふっと綺麗に笑い、「……ありがとう」と言った。
話を終えて店を出た俺たちは、その場で別れて別々に歩き始めた。藍奈の表情が憑き物が取れたように明るくなっていたので、うまくいってくれることを願う。
改札のほうへ向かおうとすると、すぐ近くのデジタルサイネージのそばにひとりの女性が立っている。人混みの中でも見つけられるのは、彼女だけが輝いて見えるからだろうか。



