アラフォーバツイチ、花ざかり。

 でも透也と出会って、彼の隣にいたいと願うようになってから、心は浮いたり沈んだりと不安定で自信が揺らいでしまっている。

「カジさんも瑠利ちゃんも、学生時代の友達も遠くなってく。恋愛もうまくいかないし、コンテストにも落選して、自分には価値がないって烙印を押されたような気分だった」

 自嘲気味の笑みとため息をこぼして、本音を吐露した。アラフォーでバツイチで、子供もいない私は、人生の負け組なのかもしれない。

 でも、こんな私のことを考えて、帰りを待っていてくれる人もいる。それを実感しただけで、とても救われた気持ちになった。

 プレゼントを胸に抱きしめるようにして〝ありがとう〟と言おうとした時、透也のほうが先に口を開く。

「価値がない? 君を欲しがっている男がここにいるっていうのに」

 納得いかない、といった調子で口にされたひと言で、一瞬思考が止まった。

 ……『君を欲しがっている』?

 目線を上げると、真剣な瞳がまっすぐ向けられていてどきりとした。その直後、彼が一歩こちらに近づいてくる。