アラフォーバツイチ、花ざかり。

「え~カジさん、恋してたんだ~! 告白の仕方が古いけど」
「マネージャーと付き合うとか、青春だな」

 リアクションは控えめの透也も、微笑ましげにグラウンドを眺めている。

 確かに、アラフィフにして第二の青春が訪れたような感じだろうな。まさに今の私もそうだけれど、カジさんにもそういう相手ができたのはすごく素敵なことだ。

 ただ、これで彼の恋愛がうまくいったら、今までみたいに会う機会は減ってしまいそう。

「カジさんもそのうち同盟から抜けちゃうのかな……寂しい」
「ですよねぇ。私たちの貴重なスポンサーでもあったのに」
「奢ってもらえなくなるから寂しいわけじゃないけどね」

 失笑しつつ瑠利ちゃんに補足しておいた。時々女性陣のお代を出してくれていた彼は、密かにスポンサーと呼ばれていたのだ。

 もちろん冗談を言った彼女は、おかしそうに笑って穏やかに言う。

「でも、そうなったらめでたいことですね。本来なら、バツイチ同盟なんてないほうがいいんだから」

 それを聞いた瞬間、私の心は急に隙間風が吹いたようにさらに物寂しくなった。