アラフォーバツイチ、花ざかり。

「そうそう、バスケ部すごい人気だったよね。三十人くらい一気に入ったりして」
「え~やばいですね! でも、あのアニメ見たら憧れるのわかるなぁ。ルールあんまり知らなくてもカッコいいですもん」

 私はうんうんと頷きながら、透也もカッコよかったんだろうなと勝手に想像する。運動もそつなくこなしそうだし、きっと相当モテたに違いない。

「瑠利ちゃんは部活入ってたのか?」
「私は吹奏楽でした! 運動は得意じゃなくて。マコさんはバレーでしたっけ?」
「中学の時だけね。全然戦力にならなかったけど」
「スパイクとか打ちそうに見えないもんな」

 どういう意味よ、と据わった目で彼を見やり、瑠利ちゃんがおかしそうに笑った。

 和気あいあいと話していると、試合が始まる前にカジさんと三牧社長がこちらにやってきた。ユニフォーム姿のふたりは初めて見るけれど、どちらもなかなか似合っている。

 透也はあのモデルハウス見学会で社長に会ったきりらしく、もう一度丁寧に挨拶していた。

 社長は「皆来てくれてありがとう。応援よろしくね」と嬉しそうにしている。普段とは違った一面を見るのは新鮮だし楽しい。