その週の土曜日、私は朝から河川敷にあるグラウンドにやってきた。
先日、瑠利ちゃんからバツイチ同盟の皆に、【たまには趣向を変えて、カジさんたちの野球の試合を応援しに行きませんか?】とお誘いがあったのだ。
実はカジさんと、わが社の三牧社長は草野球チームに入っていて、毎週土曜日に練習をしている。二十代から五十代まで幅広い年齢層で、職種も家庭環境も様々な人たちが集まり、気ままに楽しくやっているらしい。
今日は久々に他チームとの試合だというので、同盟の皆で盛り上がろうじゃないかと、瑠利ちゃんがナイスな提案をしてくれた。私もたまたま打ち合わせが入っていなかったので休みをもらえたし、タイミングがよかった。
いつも飲み会ばかりだから、太陽の下で健康的に過ごすのもとてもいい。帽子やアームカバーで日焼け対策は万全にしないと、アラフォー女は特に危険だけれど。
午前八時のすっきりと晴れた空の下、緩やかな土手からグラウンドを見下ろし、瑠利ちゃんが大きく伸びをする。
「暑くなりそうだけど、めっちゃ気持ちいいですね~! 風が爽やか~」
「外でスポーツ観戦するなんて何年ぶりだろ。ほんと、光合成してる!って感じ」
「全身覆ってるくせに?」



