オルゴールが鳴る夜、何度でもきみの元へ

窓の外から響く蝉の声も、子どもたちのはしゃぐ笑い声も、四度目ともなると少しだけ鬱陶しい。

——それでも。
またここに戻れたことに、私はほっと胸をなで下ろした。

机の上には、変わらず絵日記が置かれている。

本当の昨日、私が「楽しみだな」と胸を弾ませながら描いたページが最新の絵日記。

あのとき確かにあったわくわくした気持ちは、指のすき間からこぼれる砂みたいに、もう思い出せない。

胸の奥に小さな痛みを抱えたまま、私は静かに絵日記を閉じた。

——今度こそ、防波堤に行かせない。

大丈夫。今回はしっかり作戦を練ってきた。