照れたように視線をそらした翼の横顔が、胸の奥に残ったまま。
私は何度も深呼吸をして夕方になるのを待っていた。
机の上の絵日記が目に入り、ゆっくりと開く。
そのページは、8月15日で止まっていた。
何も変わらない海の景色。
その先の未来は、描かれていない。
少し前に遡ると、そこには、私が知っている日常があって、7月に入ってから、ひとりきりの景色は、ほとんどなくなっていた。
本当の夏祭りの日、美咲たちとした会話を思い出す。
集合場所の神社で、私はひとりみんなが来るのを待っていた。
着慣れない白のワンピースの裾を軽く握りしめて、緊張した面持ちでいたと思う。
翼とは、ときどき防波堤で会っていたけれど、健太や美咲を含めて、休日に約束をして会うのは初めてのことだった。
私は何度も深呼吸をして夕方になるのを待っていた。
机の上の絵日記が目に入り、ゆっくりと開く。
そのページは、8月15日で止まっていた。
何も変わらない海の景色。
その先の未来は、描かれていない。
少し前に遡ると、そこには、私が知っている日常があって、7月に入ってから、ひとりきりの景色は、ほとんどなくなっていた。
本当の夏祭りの日、美咲たちとした会話を思い出す。
集合場所の神社で、私はひとりみんなが来るのを待っていた。
着慣れない白のワンピースの裾を軽く握りしめて、緊張した面持ちでいたと思う。
翼とは、ときどき防波堤で会っていたけれど、健太や美咲を含めて、休日に約束をして会うのは初めてのことだった。



