私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

その中のだれかを疑うなんてこと…できるわけがない。


あの日の出来事をきっかけに、アオハル部員は一切口をきかなくなってしまった。

なにが本当でなにが嘘かもわからないまま、互いを疑って…。


気づけば、そんな状態が半月続いていた。


休み時間や放課後に集まっていた屋上には、だれひとりこない。

俺たちがバカを言い合って笑ったりはしゃいだりしなければ、この学園は…本当に声がない。


学園でも寮でも、ひとり。

みんなの笑い声が今となっては懐かしい。


ある夜、俺はふとアオハルチャンネルをのぞいてみた。

ケンカした日から、なんだか見る気が起こらなくてずっと放置していた。


久々に見てみると、新たなコメントが寄せられていた。


【あれ?最近、配信なくない?】

【どうかしたのかな】

【次の配信いつですかー?】

【いつも楽しみにしてます!待ってます!】

【5人の活動が大好きです。早く戻ってきてー】


心配の声や応援してくる声の数々に、渇いていた心にしみた。


――“5人の活動が大好きです”。

この言葉が俺の胸に刺さる。


俺だって、アオハル部のみんなのことが大好きだ。


それなのに、こんなことでバラバラになって…。

これじゃあ、廃部をくわだてる生徒会の思うつぼだ。