私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

玲音にあてられた、生徒会と名乗る手紙――。

さらに、玲音の正体がAmaneであることまで書かれていた。


【天羽玲音がシンガーソングライターのAmaneだと公表されたくなければ、アオハル部を退部するように】


張り詰めた空気に、だれひとり言葉を発せられなかった。


「アオハル部を退部って…」

「部活の最低人数は5人なのに、もし玲音くんが抜けちゃったら、それって実質…」

「廃部ってことだな」


風雅の言葉に、俺たちは息をのんだ。


「安心してよ。ぼくは退部したりなんかしないから!」

「でも玲音、それじゃあAmaneだってバラされるんだぞ…!?」

「それは…」

「しかも、どうして生徒会が玲音とAmaneのことを知ってるんだよ…!」


たしかに大志の言うとおりだ。


玲音は、アーティスト活動をしている許可は学園から取ってはいる。

だから生徒会が調べたら、天羽玲音がAmaneだという事実は出てくるかもしれない。


でも、その玲音がアオハル部員ということまでは知り得ないはず。

だれかが、『Amane=天羽玲音=アオハル部員』という情報を生徒会に流さない限りは…。


「このヒミツは、ボクたちだけしか知らないことだよね…?」


ぽつりとつぶやい真尋の言葉をきっかけに、俺たちは互いを見合った。