私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

「ケ…、ケーキ…?」


意味がわからず、その場でぽかんとした。


「そう。それが、キミへの処分だ!」


花房会長がそう言うと、そばにいたふたりの生徒会メンバーが大きく手を振りかぶった。


「なっ、なななな…なに!?」


と叫んだ瞬間、ベチャッ!という音とともに、視界が真っ白になった。


ま…、前がまったく見えない…。


顔全体がベタベタで、息をするのに口を動かしたら、ほんのりと甘い味がした。

なめると、それはクリームだった。


クリームまみれのまま、なんとか目を開けると――。


「「サプライズ、大成功〜!」」


そんな声とともにクラッカーが鳴り響き、パッと教室内が明るくなった。

そして、周りにはアオハル部のみんながいた。


「お〜!いい感じだね、七星くん。顔中ボクの作品まみれになって、さらに完成度が上がったよ」


そこに、カメラを手にした真尋も現れる。


「ど、どいうこと!?」


俺は、状況を飲み込めず立ちつくす。


生徒会メンバーだと思っていたふたりは、実はウィッグを被っていた大志と玲音だった。

そして、花房会長のマネをしていたのは風雅。


風雅はニヤリとして、手に持っていたヘリウムガスのスプレーを見せつける。


それで声を変えていたってことかっ!

ぶっちゃけ、花房会長の声おかしいと思ってたんだよな。