私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

【多目的室】と書かれたプレートを見上げる。


つ…、着いた。

このドアを開けた先に、花房会長が待っている。


俺はつばをごくりと飲み込み、ゆっくりとドアを開けた。


「…失礼します」


教室内は、窓全体にカーテンがかかっているせいで太陽の光が遮断され、照明もついていないから薄暗い。

前の黒板のところに、生徒会と思われる3人の後ろ姿があった。


両側が側近の生徒会メンバーで、中央にいるのが花房会長だろうか。


「キミが柴崎七星くんだね」

「はい…!」


あまりの緊張に声が震える。

いざ花房会長を前にすると、なんともいえない威圧感を肌でビリビリと感じる。


「アオハル部…。私の忠告を無視して、ずいぶんと楽しそうにしてるじゃないか」

「…は、はい!」


と返事をしてすぐに、しまったと手で口をおおった。


ここは、「そんなことないです!」とでも言っておいたほうがよかったかな…!?

今の返答、明らかに花房会長を逆なでしたよな、やべぇ〜…。


「ほほう。柴崎くん、キミはいい度胸をしているね」


…ギャー!!

完全に花房会長を怒らせたー…!


「そ、そんな滅相もございませんです…!俺は、ただのしがない生徒にすぎませんので…」


慌てすぎて、自分でもなにを言っているのかわからない。