私立輝学園アオハル部! 〜顔出しNGでもバズらせろ!〜

幽霊かと思うくらいに気配がなくて、こっちが驚かされた。

あのAmaneが、オフモードだとこんなにもオーラを消せるとはびっくりだ。


「でも、みんな見つからなくてよかったね」

「うん。警備員も、もう遠くへ行ったみたいだしね」

「じゃあ、あとは部屋に帰るだけだな」

「待って、みんな。まだあとだれか足りなくない?」


俺がそういうと、きょとんとした顔を浮かべながら見合った。


「あ、大志だ」

「本当だ。そういえばいなかったね」

「でも、もういいんじゃね?べつに置いていったって」

「風雅ひどいなー」


笑っていると、どこからともなく「お〜い…」と俺たちを呼ぶ声が聞こえた。

闇に消え入るような声に、思わず背中に悪寒が走った。


「お〜い…」

「な、なに…この声」

「お〜い…」

「まさか…。ゆ…、ゆうれ――」


そのとき、なにかの気配を感じて上を見た。

するとそこには、廊下の天井にピッタリと張りついた大志がいた。


「お〜い。オレを忘れるなよ〜」


大志は俺たちの前に飛び降りてきた。


「どこに隠れていたのかと思いきや、まさか天井にひっついていたとは」

「忍者だね」

「忍者つーか、呼んでる声はホラーだったけどな」


こうして、なんとか無事に部屋まで戻ることができた。